ユーザからのフィードバックは重要
NetCommons が、本当に役立つ情報基盤になるためには、どんな利用者がどのような目的でうつかっているかや、どんな感想や、要望を持つかを適切につかむことは大切です。
ユーザ情報を的確につかむためには、
1.NetCommons の利用統計
2.運用者へのヒヤリング
をするのがいいでしょう。
すぐにできるところでいくと、
●公式でアンケートをとる
NetCommons 公式サイトでアンケートをするのはどうでしょうか?
昔から、いっているのですが、NetCommons の機能でアンケートは重要です。
公式サイトも、参加者が、2000人以上います。全員が答えるわけはないと思いますが、
面白いアンケートがとれるでしょう。
アンケートの内容はシンプルでいいです。NetCommons でサイト運営中かどうかを聞くだけでもよいでしょう。
そして、しばしばアンケートをやるのがいいのではないでしょうか?
●有力サイトのヒヤリング まずは屋久島
屋久島の事例など、プレスリリースまでした事例があります。その後どうなったかなど、詳しくヒヤリングすると、価値あるユーザからのフィードバックが得られるはずです。
ガリレオ工房もヒヤリングしたいところです。
NetCommons に望むこと というブログ記事は、長尾正個人の価値観から書いています。NetCommons に関わる人にとって、何かの参考になったら幸いです。
NetCommons に望むこと は、3つの記事から構成します。内容は、ちょくちょく変更しますので、何かコメントするときには、すみませんが、記事をチェックしてからお願いします。
価値ある情報とは?
ユーザは何を望んでいるか?
今、何をするのがいいか?
情報基盤になること 価値ある情報とは
NetCommonsは、究極の情報基盤システム です。公式サイトにもそう書いてあります。でも、情報について、私たちは的確に理解し、機能する概念をもっているのでしょうか?
この点に関して、日本ではそれほどつめて考えていないのではないかと私は思っています。
その象徴が、通信の数学的理論がつい最近になってやっと復刊されたことです。シャノンとウィーバーの共著で、1948年に書かれています。
原文は、いまでもアメリカでは、情報理論の古典として教科書として使われているといわれています。情報とは何かについて深い洞察を示し、情報理論の基礎をつくった名著が日本では読むべき本として指定されていなかったのでした。著名な本なので、子飼弾さんのブログでも、あわてて購入した書かれるほど有名な本です。
この本の中に、情報(通信)についての分類という段階で有名なものがあります。
A,B,Cの3段階です。
Aは、情報がノイズなしに伝わることです。雑音でピーピーガーガーではお話になりません。
つまり技術的にきちんと伝わることがなんといっても重要です。
Bは、ノイズなしに明瞭だとしても、ロシア語で話されるなら、ほとんどの日本人にとってそれは意味がないでしょう。つまり意味的にきちんと伝わることです。
Cは、意味がわかっていたとしても、相手に行動が起こらないなら、その情報には価値がないというものです。効果的にきちんと伝わることです。素晴らしいプレゼンテーションでした と言われて、相手が何の行動を起こさなければ、そのプレゼンテーションの情報的な価値はないといってもいいでしょう。
本の中では、Aが主に扱われています。
2009年の今となっても、行動が起こる情報が重要だというのは、十分に意味があります。でも、このような古典的な情報の価値だけでは、これからの情報基盤をつくるのには、あまりにも、大雑把です。より機能する情報の価値の定義、つまり現代的な情報の価値がもとめられているはずです。
現代的な情報の価値
通信の数学的理論 にあるような明確な定義は、現代的な情報の価値にはあるわけではないです。少なくとも私の知る限りでは、情報について深い洞察を持ち影響力ある人の言葉としてはないです。ただ、清水博さんや、心理療法家のイボンヌ・アガザリアンの著書にヒントとなる言葉があります。清水博さんは、「生命を捉えなおす」で、多くの人に影響を与えています。この本は、松岡正剛さんの千夜千冊で非常に高く評価されています。イボンヌ・アガザリアンはアメリカでは有名ですが、日本では翻訳もなくしられていません。彼女の本で、SCT in Action に現代的な情報の価値について示唆する言葉がありました。
NetCommons がこれから、本当の情報基盤になるとするなら、現代的な情報の価値に基づいて、今後の開発を展開することは重要だと私は思いますが、どうでしょうか? この情報の価値という課題は、国立情報学研究所にとっても重要だと私は思います。シャノン・ウィーバーの提示した古典的な情報の価値を越える現代的な情報の価値について国立情報学研究所の中では誰かが考えているのではないでしょうか? 情報の価値という基本を的確に捉えれば、情報基盤としてのNetCommons の将来は、限りなく広がっていると私は思います。
東のエデン 日本は感性で情報の価値を捉えている
日本のために100億円使えるとしたら、あなたは何に使いますか?
日本人は理論的ではないとよく言われます。日本語もしかりです。
でも、そのことと、大切なことを直感的に把握していないこととは別でしょう。アニメーションを見ると日本の社会の変化を感じ取れると私は思っています。アニメーションは時代の先端の文化だからです。アニメから見る時代の欲望というインタビュー記事にその一端がうかがえます。最近のアニメーションでは、東のエデンが非常に面白かったです。内容は、日本を良くするために100億円渡されて、それぞれの思いで、登場人物が行動する筋書きです。東のエデンは多くの若者の心を捉えています。現代的な情報の価値へ日本の社会が目を向け始めた象徴のように私には思えました。ネットコモンズビジネス研究会のMLの中でも、私はこの東のエデンの発想を使ってみました。ネットコモンズのために3億円使えるとするとあなたは何につかいますか? と問いかけました。東のエデンが作成された背景を的確につかみ、現代的な情報の価値とは何か、それに基づく効果的な行動とは何かを私たち日本人、世界のどの国よりも早くできる位置にいるような気がします。NetCommons もそういった流れを組んで今後の開発や展開ができたらいいなと思っています。
続きを隠す<< 数学は言葉 p98 の証明をTEX を使って解説です。TEXの練習としてやっています。
これが素数の定義
m|p の意味は、p はm で割り切れるです。2|p とかくと p は、2出割り切れる。つまり偶数です。
上の数式は、素数は、1より大きくて、pを割り切れる数は、1とpのみ ということです。
で証明の対象は、これをちょっと書き換えます。
どんな n に対しても、それより大きな素数pが存在するという論理式ですね。
n に対して m=n!+1 をおきます。n と m=n!+1 の間(mを含む)に素数があることを証明します。n! は、n の階乗です。
集合Pを下記のように定義します。
集合Pは、1 でない m の約数です。P の要素の最小値を q とします。
この q が素数だということを証明します。 このことが書いてなかったのでわかりにくかったのかもしれません。 q は、m になることもあります。3!+1 = 7 の場合です。4!+1=25 のように違うこともあります。
m の定義から、n までの数は、Pの要素であるmの約数にはなりません。 m = n! + 1 なんで、n までは
1 あまるからです。
したがって、 n < q です。
ここで、反証で証明します。q に約数r (1 < r <q )があると、r は、q より小さくかつ P に含まれることになります。q は、P に含まれる最小値なんで、矛盾します。r=q でなければいけません。というわけで、めでたく q は素数だということになります。そして、n よりも大きいです。
日本の科学(記者)史 凋落期1993~2008を読んでびっくりしました。
さて、結論からいいますと、この15年間、日本の科学技術はピークから急速に下降を続けました。
事実に基づいていないです。
おそらく Spring-8 で今つくられている XFEL のことは知らないのでしょう。
成功すれば、そのインパクトは計り知れません。
Spring-8 にしても、
トヨタがビームラインをつくったいうことは、かなりすごいことです。
発見というレベルでも、
iPS細胞(2007)、それから、鉄系超伝導(2008)など、非常にインパクトのある領域でこれからリードするという状況です。特に鉄系超伝導に関しては、
神原陽一氏が2008年最も引用された論文研究者になっています。
北澤宏一さん(科学技術振興機構 理事長)の
新年挨拶を読んでみれば感じ取れるでしょう。
実際の科学者に聞いてみれは、さきがけ、erato などの科学技術振興策は、諸外国の科学者から羨望のまとです。アメリカのようにプレゼンプレゼンで、1年のごとの結果だせではないので、のんびり3年から5年です。すぐに役立つ研究をしなければいけないようなマスコミ論調がありますが、誰でもすぐに役立つと思ってそれが確実なら国がやる必要はないのです。そのぐらいのこともわからないのでしょうか?
数学者としても有名な新井紀子先生が国立情報学研究所で開発しているネットコモンズには本質的な問題がある。
ITの国家プロジェクトとして成功している ことだ。
鳴り物入りの、第五世代コンピューター、シグマ計画は惨憺たる結果だった。
地球シミュレータのように成功したものもあるが、大雑把にいって、国家予算で開発したプロジェクトがうまくいっているのはあまり聞いていない。特にユーザが実際に使うものにいたってはほとんどないといってもいいのではないだろうか?
Spring-8 の成功、最近のiPS細胞、鉄の超伝導などとくればるとIT関係は金をドブに捨てている印象は強いのではないだろうか?
ネットコモンズは、一般のユーザが喜んでつかっているのである。これは、この種の
国家プロジェクトで前代未聞のことだろう。
文部科学省がどう思っているか不明ではあるが、今後、ネットコモンズは、他の省庁に
対しても影響力を行使するはずである。総務省のICTプロジェクトや、経済産業省がこれからおこうであろう制度設計(メカニズムデザイン)などにネットコモンズがコンポーネントとして入っていく可能性は、十分にある。文部科学省としては、ネットコモンズを使えということで、他の省庁に対して発言力を行使できるかもしれない。
そのために、開発という観点からネットコモンズは拡張性を高くする必要がある。それをどう実現するかは、一見むずかしそうだが、実はそうでもないと私は思っている。
どうしたら、拡張性高いシステムをつくれることができるか? その解は、汎用データベースにある。
コンピュータシステムは、非常に単純化すれば、データを入れて、データを出すのである。
CRUDともいう機能がついていればいいのである。リクエストがきたら内部状態を変化させるかさせないかは別としてなんか返すのである。
今、そのようなデータをいれてデータを出すというのんをカスタマイズできる機能を少しもっているモジュールが、汎用データベースモジュールである。使ったことはあるが、いくらなんでももうちょっと機能欲しいというのが正直なところである。でもこれでも結構機能しているのである。汎用データベースのデータ構造をもうちょっと気の利いたものにすれば、かなりのことができるはずである。CMSとしての機能をあげるためのキャッシュ機能の実装につかえるだろうし、イベント、予約、などの複雑なワークフローにも使えるだろう。
入れたデータをどう解釈するかは、また別のモジュールが行えばよい。
しかも、この汎用データベース2とでもいうべきものは、コアの開発とはそれほど関係ないところでつくれるのである。何かカストマイズして、機能を足したいときには、この汎用モジュールをつかってデータをいれる部分をつくり、読み出したり、解釈する部分だけコードをかけばいいことになるだろう。
また、データを使う方式だと面白いことが結構できる。SVOCである。
英文法でSVOCというのがあるが、これを記述するだけで、かなり複雑なことができるのである。
私は(S)、買った(V) リンゴ(O) 5個(C) というのは、SVOCである。SVOCを上手に表現できるテーブル構造があれば、新たにテーブル定義をつくる必要なくどんどんつくれる。
私は(S)、Aさん(O)に電話をかける必要がある。(V) というのも簡単に表現できて、同じテーブルの中で可能なのである。この場合重要なのは、Vつまり動詞である。
動詞が重要だ思ったのは、データ総研の
ビジネス動詞を読んでからだ。
データをSVOCにすればいいんじゃないのというのは画期的である。
プログラミングするときにどんな機能をもっているかをプログラムの中に書き込んでしますけど、SVOCで表現できることならデータとしてSVOCを保存して、プログラムとしては、SVOCという文章の記述があるかないかを問い合わせればいいことになる。
劇的にプログラミングは楽になるのではないだろうか?
ネットコモンズも、汎用データベースを拡張する方向で、この問題を解決する方向にいくのはどうだろうか?
続きを隠す<<インターミディアリ 中間支援機能(http://www.npo-homepage.go.jp/pdf/report_h14_sc/5.pdf)という言葉がありますが、あまり日本語としてこなれいません。
といって、仲介 というとちょっと違和感があります。
そこで、造語してみました。関係を媒介するで、関媒です。
関媒機能が重要という切り口で少し普及させてみようと思っています。
はてなで長い間質問してきて感じたのは、じゃないですか? と曖昧でいい加減な回答を
する人が結構いたことです。
もちろん、素朴な疑問としての じゃないですか? もあるので一概には言えません。
こういった曖昧なコミュニケーションは、隠ぺいされた形での意見や忠告の一種で、質の低いコミュニケーションです。
じゃないですか? がどんな時に使われるかというと、経験からいえば、影響力のない人が、無理して影響力を行使しようとする場合です。
特に一般論、抽象論で当たり前のことをいう場合は、そうです。
(例) 新しいことには、リスクがあるんじゃないですか?
じゃないですか? にどう応答するかは、簡単です。正面から、「情報的な価値がないですね。」といえばよいのです。
また、最初から、誰もが知っていることで、じゃないですか というような情報的に価値のないコミュニケーションはとらないでくださいと言えばいいのです。
じゃないですか? に対してもう少し踏み込んで対抗するには、確実という言葉を使います。確実な(体験や実績、社会的影響力)ところからの発言をしてくださいといいます。
じゃないですか? の問題の本質は、自分に社会的な影響力がないのを隠しながら、影響力を行使しようとするところです。意見や忠告のように直接的なコミュニケーションではないですが、自分の影響力を測ったり、拡大しようとしているには違いはありません。
確実よりも効果的な応答は、「私はそれほど馬鹿ではないです。そのくらいわかっています。」とか、「ここにいる人は、それほど馬鹿ではないでしょう。」というものです。こういうと、影響力がないことをはっきりさせることができるからです。
影響力がないことをはっきり自覚させたほうがいいかどうかは、状況によるでしょう。
生意気な意見や忠告の場合と異なり、じゃないですか? 発言をする人は、自分の影響力がないことを知りたくないのです。
企業が、ビデオをつかってWeb上での広報活動をする例が増えてきました。
商社が、海外の工業団地を、手がける事例としては、住友商事海外工業団地部は、先駆者です。
SurveyML Reference Roomの記事です。
Youtube や ニコ動のようなストリーム系にユーザがシフトしているというのでしょう。
実感としてもわかります。
なんだかんだいってもキラーコンテンツは、TV系のはずです。
ただ、
東京新聞の記事によれば、NHKオンデマンドは当初の予想よりも伸びていないようです。
どんな動画コンテンツが普及するかというと、いろいろ意見あるかと思いますが、私は、e-Learning 系がビジネス的に面白いと思っています。
動画で説明して、簡単なテストを行うというものです。携帯対応すれば、電車の中でもe-Learning が可能になるでしょう。
なかずとばず、終わったといわれるe-learning ですが、動画が加わってくると状況は変わるのではないでしょうか?